フッジィの思い出日記
私の子供の頃からの思い出・エッセイ・よかったことなどをブログ形式で紹介します。更新は不定期です。 みなさんもこれを読んでフッジィとはどんな人か、見つけてみて下さい。
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雪だるま
冬になり、雪も積もってきたころ。

僕の住んでいたところは、雪が比較的多く積もる所で、
スキーの盛んな地方でもあった。

運動好きの人は、この時期スキーをして遊んでいたが、
僕はというと、雪で何かを作って遊ぶ方が好きだった。

よく、図鑑や雑誌に載っているような大きなかまくらを作り、
その中でお餅をやいたりするのが夢だった。
しかし、現実は甘くはない。
どんなに雪を積み上げても、すぐに横にくずれていき、
自分の背丈にも届かない。
穴をあけても、自分の身体がようやっと
半分入るくらいにしかならなかった。
家の壁際に半分くっつけて作ったら
案外積みやすいことを発見したが、
すぐ上の屋根から雪や氷が落ちてきたら危険だと
すぐに親から止められた。

そんな状態だったが、他にも雪で作る楽しみがあった。
雪だるまである。
雪祭り会場に展示するような雪像作りはさすがにできないが、
子供の頃はよく雪だるまを作った。
ただ、そのころの作り方はというと、下から雪を積み上げて
作る方法で、あまり大きいのは作れなかった。
それで、僕の作品を別のところで工夫しようと、
一番下に足をつくり、雪だるまが足を投げ出して
座っているような格好にした。
我ながら、いいアイデアと感じた。
母親からは、冗談で
「足なんてつけたら、逃げ出してしまうよ。」
と言われた。

雪だるまを下から積み上げる方法で作ったわけは、
僕は不器用だったので小さい雪玉を転がして、
大きな雪玉にできなかったからである。
雪がふっついても、すぐにボロッと落ちてしまう。
小学校低学年の頃から、転がしての雪玉作りは
難しいものだと思っていた。

そんなある学校の帰り道。

僕は一人で、家へ戻る道を歩いていた。
自分は少し大きくなったんで、できるかどうか
試しに、雪玉を転がして大きくしてみようと思った。
最初は、なかなか雪がふっつかなかったが、
根気よくやっていくうちに、次第に雪がふっついてきた。

「やった!」

と思った。

転がしていくうちに、雪玉はどんどん大きくなってきた。

生まれて初めて、大きな雪だるまが作れる…という
自分にとって喜びの気持ちでいっぱいになった。

しかし、作るものがいれば、壊すものもいるものである…


僕の後ろから、Bさんという、可愛らしいがやんちゃできつい
女子がやってきた。

僕をからかいながらじろじろ見ている。
なんかいやな予感がした。
次の瞬間、僕の作っている雪玉を蹴り出した。

雪玉が半分くらいに割れた。

慌てて、その割れた雪玉をくっつけ、また大きくしようとした。
しかし、彼女はまた、からかいながら雪玉を蹴った。

ばらばらになった雪玉に、僕は怒り、追いかけようとした。
しかし、逃げ足は彼女の方がずっと速かった。
からかうようにして逃げた彼女を見ながら、
僕は涙が止まらなかった。
こんな無様な顔を親に見られまいと、
家に着くまでに一生懸命抑え、気を紛らわそうとしたのを
今も憶えている。

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