フッジィの思い出日記
私の子供の頃からの思い出・エッセイ・よかったことなどをブログ形式で紹介します。更新は不定期です。 みなさんもこれを読んでフッジィとはどんな人か、見つけてみて下さい。
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科学技術館の思い出(3)
科学館騒動(?)があって一週間後。

今度こそ本当のその日が来たということで、僕はまた科学技術館へ行った。
その日も少し雨が降っていて、父から借りた腕時計の
ガラスの内側が曇っていたのを憶えている。

入り口は、正面玄関とは違い、左側にある裏口から入ることがわかった。
この日は、たくさんの小学生が待っていた。

まだ、科学技術館の中は展示物が動いていたが、
勉強のために来た人は、それらに触ってはいけないときつく言われていたので、
何も触れずに、奥の部屋まで行った。

そこは、いわゆる理科室で、黒いテーブルの横にはそれぞれ白い洗面台があった。
少し薄暗かったような記憶がある。
そこの先生がやってきて、出席をとりはじめた。

白衣を着てやってきたその先生、見ると、頭がはげていてめがねをかけていたが、
先週、「ばか者」と言った人ではないらしい、その人かもしれない、
わからないが、出席をとる口調はどこか穏やかで、また、
話し方も何となくおどけているような感じだった。

僕のこの人と1年間、生徒としてお付き合いすることとなるが、
個人的に彼と話したり、親しくなったりすることはなかった。

化学は、学校では習わないようなことをやったりしたので面白かった。

その日の帰り際、後ろにあるガラス戸がついた棚が目にとまった。

一瞬、ドキッとした。

科学技術館で勉強することを話したとき、いじめっ子の一人が言った。

「おまえ、ちゃんと勉強できるのか?
 あそこにだってアルコールランプがあるんだぞ!」

その黒い棚の中には、アルコールランプが入っていて、
前にある札に、ちゃんと「アルコールランプ」と書いてあった。

その日、同じクラスの友達と一緒に帰るとき、僕は
「僕もいつかは、アルコールランプにさわれるように
 ならなきゃいけないんだろうな…」と、ぼそりと言った。

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