フッジィの思い出日記
私の子供の頃からの思い出・エッセイ・よかったことなどをブログ形式で紹介します。更新は不定期です。 みなさんもこれを読んでフッジィとはどんな人か、見つけてみて下さい。
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遠足(5)
みんなが元気そうに動き回っている中、
やっと僕も体力が回復してきた。

思えば、ずいぶん辛い思いをしてここまで来たもんだな。
今はその時の辛さも忘れ、あとは帰るだけであった。

その帰り道は、僕のよく見たことのある道だった。
前に遠足で行ったことのあるコースに通じていて、
もうちょっと行けばオレンジの門扉が見えてくる。
そこまで来れば、学校はもうすぐそこだ。
こんなに遠い距離を歩いてきたのに、
帰りはすぐそこなんて、不思議な気がした。

すると、あの担任の先生がやってきて、
「○ちゃん(フッジィ)、帰りバスで帰ろうか。」
と言った。
帰りのコースの途中に、小樽駅に通じるバス停があるのだ。
僕は、別にオレンジの門を通って帰ってもよかったが、
先生と一緒にわざわざ遠回りして帰ることにした。

バスは混んでいたか、座るところが1つだけあり、
先生が座ってから、「ひざに乗りな。」と言った。
僕はなんかかっこ悪くて乗るのをためらったが、
「素直に!」と言われて仕方なくひざに座った。
別に素直な気持ちではなかったが。

小樽駅の近くまで来たとき、
バスを降りて先生が、とある喫茶店に誘ってくれた。

「何がいい?」

「よし、オレンジジュース頼むか。」

あの時の光景、何となく憶えている。
何で僕、こんなところへ連れてきたんだろう、と思っていた。

「ジュースおごったこと、みんなには内緒だよ。」

「…………」


「どうしたんだよ。なぜ泣いてるのさ。」


「……ん? いや、お母さんには言っていいんだよ。
 生徒のみんなには内緒という意味なんだよ。
 なんだ、そんなことで心配してたのかい。」



それから、そこにどのくらいいたんだろう。
なんかみんなと一緒に帰らないで先生とバスで帰ったり
喫茶店でジュースもらったり、
なんか情けないような、懐かしいような、
そんな気持ちで家に帰った。


…あれから、小学生の間にあの山はもう一度登った。
こんどは、町内会かなにかの活動でだったが、
結局、またものすごく辛かった。
それでも、今度はちゃんとオレンジの門扉通って
家に帰ることができた。

中学になって別のもっと楽な道からその山の道に入って
登ったときは、きっと長い登り道のほうも、
小学生のころよりもっと楽に登れるのでは感じた。

あれから、その山の長い長い登り道は通ってないのだが、
いつかはもっと楽に登ってやろうと思っている。

またもやひと月ほどご無沙汰してしまいました。
なかなか落っ付かないですね。
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