フッジィの思い出日記
私の子供の頃からの思い出・エッセイ・よかったことなどをブログ形式で紹介します。更新は不定期です。 みなさんもこれを読んでフッジィとはどんな人か、見つけてみて下さい。
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作文
遠足については、何回か記事を書いたが、うちの学校の周りには
山があり、海もあり、自然に囲まれていた…よく言うとそんな
感じだが、実際のところ、へき地で何も面白いものはない(笑)。
周りに自然があるから、遠足のスポットも決まりやすい。

今日は作文の授業で、クラスのみんなは、文集に載せる作文を
書くことになった。今思うに、あのころの授業で、作文はどう
いうふうに書くか教わったことも覚えていないし(文の始まり
は、一文字空けるとか文章の内容が変わるときは改行するとか
習ったような気はするが)、テーマはみな同じにしたのか、
みんな自由なテーマで書いたのかも覚えていないが、
僕にとっては、作文は大の苦手だった。

夏休みの宿題の話を読まれた方は御存じと思われるが、
作文、読書感想文は苦手。理由は、
まず、人並みに格好のつく書き方がわからない。
それと、自分で考える、感じることを表すことが難しい。
第一、何を書いていいのかわからない。
書きたいことは、何もない。
正直、そういう気持ちだったが、みんなには格好わるくて
言えない。そういうたぐいのこと言ったら笑われるか
いじめに遭う。それがいやだ。そんな状況だった。

今回、どういう理由で決めたのか覚えていないが、
テーマは「遠足」。
最近、学校で行った遠足について書くのだが、
何を書いていいのかさっぱりわからなかった。

余談になるが、作文は原稿用紙(20×20だったっけ)に
書く。あれは僕の作文が嫌いなもう一つの理由だった。
学校から配られた原稿用紙。あのマスの中に文字を入れて
間違えて字数を途中で増やしたい場合、そこまで書いたとこ
を消しゴムでわざわざ消して、書き直す。だいぶ書き上げた
ときにあとで一文字抜けていたなんて気づいた時は最悪だ。
僕は、文を書くのが嫌いで、書いていくうちにいらいら
してくる。そういう性質だった。パソコンのワープロや
テキストエディットとは違い、字を書くことは時間がかかる。
何度も間違えると、いつまでたっても終わらないと感じ、
苦しくなっていく。あのころはそんな感じだった。

その日も、時間はあっという間に進んでいった。
とにかく、何かまず書かなきゃ、と思い、タイトル、名前を
書いたあと、本文の最初に書いた1行が、

 遠足に行きました。

だった。しかし、「……した。」と完了形になったその後に、
どう続けていったらいいかわからなかった。
そうこうしているうちに、授業はあっという間に終わった。
「できあがるまで、残っていてもいいよ。」と言われた事も
何となく覚えているような気はしたが、結局、どんなに考えて
も、その続きが思い浮かばず、とうとう断念することにした。

それからしばらく、そのことが頭の片隅に残っていた。
「ママが見たら、怒るかなあ…。」
「あれ1行しか書かれていないし…。」
「先生なにかあれに脚色してくれて、少しはまともな作文に
してくれたかな…。」
なんて、考えていた。

そして、ついに、文集が完成した。

当時、ワープロやコピー機はなく、ガリ版と言って、
印刷用のフィルムみたいなものに鉄筆で書き込んで上から
インクをぬって紙にペタペタつけていく原始的な手法で
文集は印刷された。
何ページもある中、僕のはどうなっているだろうと
不安と期待が入り交じった中でめくっていくと、
あった!!

そこにはただ一言、

 遠足に行きました。

と載せてあった。

結局はそのまんまで、それを読んだ母は、

 「なんでこれしか書けなかったの?おべんとうを
  たべましたとか、木や花を見ましたとか、
  みんなとあそびましたとか、
  書けることあったでしょ?」

そういわれて、あ、そうか、確かにそういうふうに書けるや、
と初めて気がついた。

恥ずかしかったのか、勉強になったのか、何か複雑な気持ちだった。
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コメント

お久しぶりです!そうでしたか・・。しかし先生が作文の苦手な子供に対して指導せずに放置していたようにも受け取れますね。ちょっとした助けがあればそれなりの文章を書いて自信を持つことができたはずです。お母さんの方がよほどよい指導をしていたのでは?そういう仕事をしない、公務員のおかげで日本は莫大な財政赤字を蓄積させてしまいました。日本は早めに財政破綻をして公務員の給与を大幅カットさせるべきだと思います。
[2010/05/17 00:02] URL | アズピー #- [ 編集 ]

久しぶり
コメントをありがとうございます。お久しぶりですね。あのころの教員の指導はもう覚えてはいませんが、今の時代の人々から見ると考えられない事を昔はよく行なわれていたような気はしています。
[2010/05/17 20:55] URL | フッジィ #- [ 編集 ]


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