フッジィの思い出日記
私の子供の頃からの思い出・エッセイ・よかったことなどをブログ形式で紹介します。更新は不定期です。 みなさんもこれを読んでフッジィとはどんな人か、見つけてみて下さい。
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太郎の冒険
前回のカセットテープにまつわる話の続きである。

僕もカセットテープレコーダーに夢中になっていた頃、
父が自分で作った話をしながら、カセットテープに録音していた。
僕と弟が、ふざけながら父の周りで遊んでいた。
その中で、父が話したお話の内容は、次のようであった。

 「さぁ、太郎の冒険のはじまりはじまり~」

僕は、その頃持っていた、ねじ巻き式の超特急ひかり号(新幹線)の
おもちゃで、ねじを巻いた後、父の話の間間に、
 「ガーーーーー」という、タイヤを空回しした音を入れてふざけていた。

 「昔、あるところに、太郎と次郎という男の子が住んでいました。
  太郎は、頭が良くて、そしてなかなか注意深くて、
  しっかりとした子供でした。
  次郎は、明朗快活で、奇抜な才能を持っていて、
  この二人の兄弟は本当に仲良しでした。」

おそらく、太郎と次郎は、僕たち兄弟のことを例えたものと思われる。

 「ある日のこと、太郎と次郎は、お弁当を持って、
  高い山の上に出かけました。
  道の途中で迷ってしまい、二人は、寂しくなりましたが、
  元気に山の上を歩いて行きました。
  お日様は、山の向こうに沈んでしまい、
  暗い夜の闇が、深い谷(?)に迫ってくる。
  ちょうどそのとき、真っ黒な影をした大きな何者かが、
  天空高くから、ピューーーーーーーーー」

 「太郎と次郎は、宵闇迫る深い谷底の中に
  そのあおりを食って真っ逆さまに落ちてしまいました。

  ドドドドドドーーーーーーーン

  それから、しばらくして、

  ポトン… ポトン…
  顔の上に落ちてくる冷たいもののために、
  太郎は目を覚ましました。
  『あーここはどこなのかな。僕は、どこへ来たのかな。』
  太郎が目を覚ましたとき、もう、朝になっていました。
  木や草から落ちて来る水玉が、太郎の顔に当たったのです。
  『そうだ、僕たちは、山のてっぺんから落とされたんだった。
  次郎はどこへ行ったんだろう、次郎、次郎はどこへ行ったんだい。』

  『へー 僕こっちだよ。あー あー』
  太郎が見上げると、松の木の枝に引っかかっていました。」

 「太郎は、ようやっとのことで、次郎を救い出すことができました。
  『でも、あれはいったいなんだったんだろうな。』
  『そうだな、僕たちを襲ったあの真っ黒い影はいったいなんだったん
  だろうな。すごかったな。』
  と言うような話をしていた時でした。

   ドシン… ドシン… ドシン… ドシン…
   ドシン… ドシン… ドシン… ドシン…

  もう、大地を揺るがすような大きな地響きがして、
  何者かが二人の前に近づいてきます。

  後は来週のお楽しみ。」

以上、父親が話したお話である。
残念ながら、そのカセットテープはどこに行ったのか
わからなくなり、ここに書いたのは、記憶をできるだけ正確に
書き綴ったものである。
この他にも、父はハーモニカを吹いたものを録ったり、
僕の作った段ボールのロボットがしゃべる話を録ったりした。
それにしても、太郎の冒険の続きはどうなるのか、
父は来週の楽しみと言っていたが、
それはいまだに謎である。
僕たちに続きを作ってと父は言ったので、
大きな真っ黒いものを、熊という設定で続きを考えたが、
結局その話も立ち消えとなった。

懐かしい、子供の頃の思い出である。

フッジィ


一部分修正しました(2010/6/24)
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子供の頃からの思い出・エッセイ・よかったことなどを紹介します。みなさまにとってほんわかするような「癒し(いやし)」的なものになれればと願っています。



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