フッジィの思い出日記
私の子供の頃からの思い出・エッセイ・よかったことなどをブログ形式で紹介します。更新は不定期です。 みなさんもこれを読んでフッジィとはどんな人か、見つけてみて下さい。
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アルコールランプ
3年生になって、数か月が過ぎた、ある日の授業のことである。
この頃、僕にとって興味があったものの一つは、理科の実験である。
教科書が新しく来た時、理科の教科書を見て、魅かれた所である。
そこでは、日常生活ではやらないような不思議なことを色々実験する、
その当時の僕には、とても興味のある事であった。
小学校時代には、火を使った実験、水を使った実験、
電気を使った実験、レンズで太陽光を集めて紙を焦がす実験、
酸素や二酸化炭素の実験、液体を使った実験等、
色々なことをした記憶を皆さんもお持ちであろう。

僕は、この頃理科の教科書を、まだ授業を受けない所までよく読んでいた。
その中に、理科の実験にはよく使われる、アルコールランプについて載っていた。
ガラスでできていて頭にキャップがついている、ちょっと奇妙な形をしていて、
お湯を沸かしたりできる道具に、僕は少し興味を持った。
火のつけ方、消し方についての手順も本ですぐに覚えた。
「本体を押さえながらキャップをとり、横から火をつけ、
消すときは上からではなく横から斜めにキャップをかぶせて消す。」
キャップをかぶせるとすぐに消えるのかぁー、と、不思議だった。
早くアルコールランプを使う授業にならないかな、と思った。

そして今日、その、アルコールランプの使い方について担任の先生が
説明をする授業だった。

「これが皆さんもおなじみの、アルコールランプです。」
僕は、もうそれ使い方も何でも、知っているよ。と得意な気持ちになった。

担任の先生は、さらに説明を続けた。
「この中には、アルコールが入っています。アルコールというのは
2種類あり、ひとつは、お酒のアルコールのこと。もうひとつは
燃えるアルコールのことです。アルコールランプには、燃える方の
アルコールが入っています。」

これも、理解するのに難しくなかった。
担任は、さらに続けた。

「もしも、このアルコールランプのアルコールを飲んだら、
どうなるか知ってる人いますか?」

僕は急に、怖い気持ちになった。人間の飲むものでない液体を
飲むという行為、それによって人間がどうなるのかと考える事は、
実は僕にとって怖い話であった。
生徒の一人は、「死んじゃうの?」と言った。

先生は言った。
「声がでなくなったり…」
「目が見えなくなったり…」
「体が動かなくなったり…」
「昔、ある人がお酒が飲みたいけどお酒がなかったから
このアルコールを水でうすめて飲んだら目が見えなくなったんだって。」


…今思うと、これはアルコールを間違えて飲まないよう気をつける
ために先生が子供たちに教えることなんだろう。「メチル(目散る)」の
名のごとく、目が見えなくなるという話は有名であるが、

当時の僕は、それを聞いて恐ろしくて仕方がなくなった。

そして僕は、間違えて口にすることはおろか、
決してアルコールランプにも触るまい、と、心に決めたのであった。

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